□講壇のピアノ
ある教会に赴任した牧師の話です。
彼は講壇の右側にあるピアノを左側に移したいと考えました。
しかし保守的な教会であったため、彼の提案は受け入れてもらえそうにありません。
そこで彼は知恵を絞ります。
一週間に10cmずつピアノを移動させたのです。
一年後、無事にピアノは講壇左側に移動しました。
誰の反対も受けずに😄
これはもちろん笑い話ですが、無牧教会に赴任する際に注意したいポイントがよく表されていると思います。
□10cmの積み重ね
尊敬する牧師がこうアドバイスしてくれたことがあります。
「人は基本的に、自分を変えようとする人は嫌い」
無牧教会に就任するのは簡単なことではありません。
そこにはすでに文化があり、歴史があります。
そのような教会を導くには、もちろん信仰も大切ですが、知恵が必要です。
牧師は新しいアイデアを試したいでしょうし、以前の教会でやって上手くいったことを当てはめたくなるでしょう。
しかし、それではなかなかついて来てくれません。
私もはじめ大いに悩みました。
変化には時間がかかるものです。
時間をかけながら、膝を突き合わせて話をしながら、変えていく。
羊を無理に追い立てず、いっしょに歩んでいく姿勢が求められるでしょう。
そうすれば教会は変わっていきます。
10cmを積み重ねていきましょう。
とは言え、急な変化が許される状況もあります。
そのことについては、また違う機会に書かせていただきたいと思います。
無牧でお困りの教会がありましたら、
ぜひOCC無牧ミニストリーズへご相談ください。
右上のメニュー「お問い合わせ」からどうぞ。
また牧師先生方の登録もお待ちしています。