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約2年の無牧期間
OCC無牧ミニストリーズにおいて無牧の教会を助けるための働きをさせていただいていますが、
実は、私(栗崎)が仕えている幸町キリスト教会(茨城県)も、私が赴任する前2年近く無牧でした。
教会が分裂してしまったのが原因です。牧師は多くの教会員とともに出ていき、
教会には二家族だけが残りました。
知り合いの牧師に相談したり、あらゆる手段を尽くしましたが、
後任が見つかりませんでした。
近隣の牧師の助けを借り、また他の週は自分たちで説教の当番を決めて、
なんとか礼拝を継続しました。
ある教会員は東京に転勤した後も、週末だけ茨城に帰ってきて、教会を助けました。
苦しい時期でしたが、教会員はあきらめず、励まし合い、祈り続けました。
祈るしかできなかった
当時を振り返ってある教会員は「どうしたら良いのか分からず、ただ祈るしかできなかった」と言います。
一方献身当初から無牧教会への赴任を志していた私は、
神学校を卒業したものの赴任先が見つからず途方にくれていました。
私もただ祈るしかなかったのです。
牧師を探す教会と、働き場を探す牧師がお互いを知ることができないという問題を私たち自身が経験しました。
それが牧師と教会を繋げる、今のOCC無牧ミニストリーズの働きの原点です。
私はアメリカで出会った友人を通して幸町キリスト教会に導かれました。
その後、教会は回復し、受洗者も毎年与えられ、閑散としていた礼拝に活気が戻ってきました。
「何度もあきらめそうになったあの時期を思うと、まさかこんな日が来るなんて思っていなかった。」と教会員たちは言います。
私たちの教会は地方の、いわゆる過疎地域です。
それでも神様の助けによりこうして回復することができました。
だから、きっとあなたの教会も
私たちも回復できた。だからきっとあなたの教会も。
希望を持ちましょう。祈り続けましょう。
アクションを起こしましょう。
日本の教会の無牧化は深刻な問題です。
しかし力を合わせれば必ず解決できる問題だと信じています。
みなさんの教会に祝福がありますように。