退職や予期せぬ病気などで、教会から牧師がいなくなってしまうことがあります。
そんなときはどうすれば良いのでしょうか?
簡単にまとめてみました。
長期化させないことが肝心
無牧化は長期化させないことが肝心です。
無牧になると教会員が減るのが普通です。
人々は牧会的ケアがない教会に家族や友人を誘おうとはなかなか思わないため、伝道の意欲も下がり、信仰も落ち込む傾向があります。
また教会の志向性が内向きとなり、働きは縮小します。
長引けばそれが教会の文化として定着し、生き延びることが教会の目的となってしまいます。
経済的な困難を覚えるケースも多く、結果新しい牧師がますます就任しづらい状況が出来上がります。
早めに解決に乗り出すことが望ましいでしょう。
では、具体的にどのような解決策があるのでしょうか。
教団に相談する
あなたの教会が教団に属しているなら、まず教団に相談してみましょう。
教団の中には無牧教会に対するサポート体制が整っているところもあります。
その場合教団からの支援を受けることができるでしょう。
つながりのある先生に相談する
単立の場合はどうすれば良いでしょうか。
単立であったとしても全く孤立している教会というのは少ないはずです。
何かしらのつながりがある先生がいると思います。
あなたの教会をよく知っている先生に相談してみましょう。
神学校に相談する
また神学校に相談するのも良いでしょう。
神学校は非常に幅広いネットワークを持っており、
また程度の差こそあれ卒業生がどこでどのような働きをしているかをある程度把握しています。
もしあなたの教会が「特定の神学校を卒業した教職者しか認めない」ということでないなら、いくつかの神学校に相談してみるのも良いでしょう。
しかしこれら既存の方法を試したけれども解決に至らなかったという話もよく聞きます。
このままではますます無牧化が進んでいきます。
というのは、先に挙げた問題があるからです。
それは情報不足です。
個々の教会、また牧師個人が持っているネットワークや情報には限りがあります。
また教団や神学校もその枠を越えて情報を共有するということができていないのが現状です。
そのため教会はいつも少ない選択肢の中から後任者を選ばなければならず、適任者が見つからない。
また招聘に至ったとしても悲しいことにミスマッチが起こるということも多くあるようです。
OCC無牧ミニストリーズに相談する
もし教派を越えて情報を一箇所に集中させることができるなら。
もし豊富な選択肢の中から自分たちの教会に合う働き人を選ぶことができるなら、その牧師の賜物や神学的背景、情熱などが見やすい形で閲覧できるなら、無牧化防止の大きな力になるのではないか。
そのような思いから私たちは働きを立ち上げました。
私たちのミニストリーには2021年2月現在30名以上の教職者が登録されています。
あなたの教会の特徴、求めている教職者のイメージなどを教えていただければ、それらの情報をもとに候補者をお探しすることができます。
前述したとおり、牧師を求める教会と、赴任先を求める牧師、互いの姿が見えていないのが現在の大きな問題でした。
情報を集めることにより互いを見えるようにすることが私たちの働きです。
もちろん無料です。ぜひお気軽にご相談ください。